正直に言ってしまうと、私はこれまであまりファッションに興味を持ってこなかった人間です。特にTシャツに関しては、ここ数年ほとんど買っていませんでした。着るものに関しては「とりあえず清潔感があって着られればいい」くらいのスタンスで、服にお金をかけるくらいなら、ゲームや本など自分の趣味にお金を使いたいと思っていたタイプです。
そんな私が、つい最近「思わずポチってしまったTシャツ」があります。それが、ユニクロと任天堂のコラボTシャツです。偶然、YouTubeを見ていたときに、その存在を知ったのがきっかけでした。YouTuberがユニクロのオンラインストアで購入した任天堂コラボのTシャツを紹介していて、画面越しに映るTシャツのデザインに心を奪われたんです。
なにより、「あのマリオ」が堂々とTシャツの胸元にいるんですよ。しかも、ただのプリントではなく、刺繍で表現されていたり、ポケットの中から顔を出すような遊び心あるデザインだったりと、ファン心をくすぐる仕掛けが満載。気づけば、ユニクロのオンラインストアを開いて、迷う間もなく「購入」ボタンを押していました。
沖縄でも迅速な配送にびっくり

私は沖縄在住なのですが、正直なところ、ネット通販を利用する際にはいつも「配送に時間がかかるだろうな」とある程度の覚悟をしています。Amazonでさえ、注文してから届くまでに5日~7日ほどかかることも少なくありません。
そんな中で、今回ユニクロオンラインストアで注文したTシャツが、なんとたったの3日で届いたんです。これは本当に驚きました。もちろん、住んでいる地域やタイミングによって多少の違いはあると思いますが、「ユニクロ、やるな」と思わず感心してしまいました。これまで「オンラインでユニクロを利用するのはちょっと面倒」と思っていたのですが、すっかり考えを改めるきっかけにもなりました。
購入した2枚のTシャツ ― デザインに詰まった“任天堂愛”

今回購入したのは、任天堂コラボTシャツの中から2枚を選びました。まず1枚目は、ゲームの中に登場するアイテムの柄が全体に散りばめられたTシャツ。近くでよく見ると、スターやファイアフラワー、スーパーキノコなど、マリオシリーズを象徴するアイテムがあちこちに配置されています。そして、その中にワンポイントで、さりげなくマリオの刺繍が施されているんです。
この刺繍がまた秀逸で、どこか懐かしさを感じさせつつも、今風のデザインとしても十分に通用するクオリティ。派手すぎないけれど、わかる人にはわかる、という絶妙なバランスがたまりません。これなら、普段使いにも抵抗がないですし、「任天堂好きなんだな」とさりげなくアピールできるのも嬉しいポイントです。
2枚目のTシャツは、胸ポケットに“土管”の柄がプリントされたデザイン。これだけでもユニークですが、さらに驚かされたのが、土管の中をのぞくと、なんと中にマリオとルイージがプリントされているという細かすぎる演出。完全に“遊び心の勝利”と言えるでしょう。
こういう細部にこだわりを持って作られたTシャツは、本当に見ていて楽しいですし、身につけていると自然と気分も上がります。これまでファッションに興味がなかった私ですら、「次はどんなコラボがあるんだろう?」とワクワクしてしまうのですから、任天堂の力って本当にすごいなと実感させられます。
マリオとともに歩んだゲーム人生
私自身、子どもの頃からずっと任天堂のゲームとともに育ってきました。最初に触れたのはファミコン。幼い頃、叔父がプレイしていた『スーパーマリオブラザーズ』を横から眺めていたのが始まりです。やがて自分でも操作するようになり、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、ニンテンドーDSと、時代の移り変わりと共に様々なハードとソフトに触れてきました。
マリオは、ただのゲームキャラクターという枠を超えて、自分にとっては“子ども時代の象徴”のような存在です。友達と一緒にマリオカートで盛り上がった放課後、マリオパーティで友情にヒビが入りそうになった夜、スーパーマリオギャラクシーで感動したあの瞬間……。どれもかけがえのない思い出です。
そんなマリオが、今になって自分のTシャツの中に現れてくれる。しかも、しっかりとした公式コラボとして。「買わない理由がない」と思ってしまったのも無理はありません。
ほかにも多彩な任天堂タイトルとコラボ
今回のコラボTシャツは、2017年に発売されたものです。
以降はマリオだけでなく、『ゼルダの伝説』『ドンキーコング』『スプラトゥーン』といった任天堂の名作タイトルとのコラボTシャツもラインナップされており、それぞれにファンなら「これ欲しい!」と思わせる仕掛けが詰め込まれています。ゼルダのTシャツはシンボリックな“トライフォース”がモチーフになっていたり、スプラトゥーンのデザインはポップでカラフルで、ストリートファッションとの親和性も高かったりと、それぞれの作品の世界観がしっかりと反映されています。